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共笑基金について

子どもたちの笑顔が見られるように

――富山県教育バウチャー基金の設立について

日本の子供の6人に1人は貧困生活を送っている!

 

皆さんはこんな実態を信じられますか。

一昨年2月には母子家庭の中学生が不良グループにいじめ殺された時「子どもの異変に気づかなかった母親が悪い」と早朝から深夜まで働き詰めの母親に非難を浴びせました。また一日の主たる食事が学校給食という小学生がいる一方、早期英語教育を謳い文句に月謝10万円の幼稚園で入学倍率が4倍のところがあるなど格差が広がっています。ここまで極端でなくても、子どもたちの成長にとって特に欠かせない学校外教育の機会(塾・予備校、スポーツ、音楽、文化活動や様々な体験)は、完全に家庭の経済状況にゆだねられており、経済的な理由で、こうした学校外教育の機会を十分に得ることができない子どもたちがかなりいます。家庭の経済格差が子どもたちの教育格差となり、低学力、低学歴の子どもたちを生みだし、さらにはそうした若者の将来の幸せな人生への可能性を狭め、経済的貧困へと繋がっていき、いわゆる「貧困の世代間連鎖」を生み出してしまっています。

私たちは、この実情を少しでも改善できる手立てはないものかと熟慮した結果、富山県教育バウチャー基金「共笑(ともえ)基金」を設立することを思い立ちました。この基金を、ひとり親家庭、生活保護家庭、養護施設等で、塾に通って勉強したいという意欲のある子どもたちに、一定額をバウチャー(voucher引換券)の形で給付し、趣旨に賛同していただいた塾や団体に通塾してもらって、自らの夢の実現に向けて勉学等に励んでもらいたいと考えています。具体的には、この趣旨に賛同していただける法人、企業、一般の皆様からご寄付や会費をいただき、一定の基準にあった生徒にバウチャーを給付します。生徒はパートナー登録をしている最寄りの塾等へ通い、月謝等の費用をこのバウチャーで支払う。趣旨に賛同した塾等は、パートナー登録という形で、一定額を基金に寄付し、基金の安定化、基金の拡大に貢献するものとします。

こうした実態と、私たちの活動主旨をご理解いただき、一口でも多くのご寄付をいただければうれしく思います。教育格差をひとり「家庭の問題」「個人の勉学意欲の問題」としてではなく、「社会全体の問題」として捉える事が大切だと考えます。ごくごくささやかな取り組みかもしれませんが、

地域でできることを、

地域のみんなで、

未来を担う子どもたちを支えていこうではありませんか。

「学び」によって、子どもたちの将来の選択肢は確実に広がっていきます。

「学びたいけど学べない」子どもを一人でも多く減らしていくために・・・

これ以上の教育格差や貧困の連鎖が続かないようにするために・・・ 

一人でも多くの子どもたちが共に笑顔でいられるようになるために・・・

みんなみんな、明日の笑顔のために・・・

富山県教育バウチャー基金「共笑基金」

      呼びかけ人

   代   表 安念 正義  (富山県教育ネットワーク 前理事長) 

                                            ぎゃくし

   賛同者   瘧師 富士夫 (富山県議会議員)

       安念 千重子 (富山県オペラ協会長)

       萩原 正剛  (kkスリー・ティ相談役)

       水木 保男  (税理士)

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